この記事では、
●銭湯の壁に書くのはタブーとされる3つの絵は何か
●その理由
●なぜ富士山が書かれるのか
これらの情報を知ることができます。
銭湯に行ったことがある方は、その壁に絵が書かれているのを見たことがあると思います。
何気なく目にしているその絵にも意味があり、中には書いてはいけないとされる絵もあるんです!
今回の記事では、銭湯の壁に書いては行けないとされる3つの絵とその理由、また銭湯にはなぜ富士山の絵がよく書かれているのかを調査しました。
銭湯で書いてはいけない絵3つとその理由は?

それでは早速、銭湯の壁に書くのはタブーとされる絵3つと、その理由を見ていきましょう。
結論から言うと、銭湯に書いてはいけないとされる絵3つはこちらです。
●夕日
●紅葉
●猿
夕日と紅葉なんて、絵にしたら映えそうなのに意外ですね。
ダイナミックに海に沈む夕日なんて良さそうですし、紅葉狩りは日本の季節の風物詩です。
猿といえば、上の画像にもあるように、よく露天風呂で入浴を楽しむ微笑ましい姿で、銭湯の壁に書いたらほっこりしそうな気がしますけどね。
これらの絵を書いてはいけない理由はこちらです。
●夕日:夕日は落ちることから、景気が落ちることを連想させるから
●紅葉:そのうち散ることから、散り散りに別れて行くことや、舞い落ちる=落ちぶれるというイメージがある
●猿:(お客さんが)去るから
絵そのものの映えよりも、その絵から連想されるイメージや、言葉の響きからくる悪い印象を与えないために、これらの絵はタブーとされているんですね。
なぜ銭湯には富士山が書かれているの?

銭湯に書いてはいけないとされる3つの絵が何かと、その理由が分かりましたね。
では、逆に銭湯によく書かれている絵に富士山がありますが、この理由は何でしょうか?
実は、銭湯の壁に絵が書かれるようになったのは、1912年(大正元年)でした。
東京の千代田区にあった「キカイ湯」という銭湯が、増築の際に子どもたちにも喜んでほしいという思いから、銭湯の壁に絵をつけたのが始まりです。
その際の作画を担当したのが、 川越広四郎という絵師でした。
川越広四郎は静岡県出身で、故郷のシンボルである富士山を銭湯の壁に書いたのが、富士山の銭湯壁絵第一号でした。
そもそも富士山は、日本の象徴の1つとも言えますね。美しく、裾野に向かって広がる末広がりの形で、今も昔も縁起が良いとされています。
そんな、キカイ湯の富士山の絵が一気に有名になり、次第にほかの銭湯もマネをして取り入れるようになり、今では銭湯の壁画=富士山というイメージが定着したというわけです。
まとめ
さてさて、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
今回の記事では、銭湯の壁に書いてはいけないとされる3つの絵とその理由、また銭湯の壁絵にはなぜ富士山が多いのかをご紹介しました。
書いてはいけない3つの絵が夕日・紅葉・猿なのは意外でしたが、理由を聞くと納得が行きますね。
おうちのお風呂もいいですが、たまには銭湯の大きなお風呂にゆったり浸かってみてはいかがでしょうか?
以上、銭湯で書いてはいけない絵3つとその理由は?なぜ富士山が書かれるのか調査! でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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